『ROMES06』五條瑛

内容(「BOOK」データベースより)
世界最先端の施設警備システムROMESに守られた海の要塞、西日本国際空港。だが、ROMESの全貌を知る者は、西空警備チームでもただひとりだけ。成嶋優弥。ROMESの最高運用責任者。鋭い知性と飄々とした言動で他人をケムに巻く、常識はずれの天才が信じるのは、愛犬ハルと、自らが運用するシステムのみ。ある日、西空に複数のテロの予告状が届く。そしてROMESの警告装置が作動した!?成嶋とテロリストたちの、知と情を賭けた白熱の攻防が始まる。

去年NHKでやったドラマは二話まで見て、いろいろあんまりなので続きを見なかったのだけど、本屋で原作本を見かけたら五條瑛だったので、だったら読んでみるかと。
で、ドラマよりは原作の方がましだと思ったのだけど、これって本当に五條瑛?なんと言うか、五條作品に特有の灰汁の強さと言うか、そう言うものが感じられなくてなんか欲求不満気味。

『冬に来た依頼人』のとぼけた探偵とか、見た目白人の日本人アナリストと見た目日本人の在日米軍人とか、好きなんだけどなあ。