距離感あるいはご近所感覚

 先日、とあるBBSで職住近接の話から場所によって距離感って違うものだと言う思いを新たにした。ま、以前から思っていることなのだけど人口稠密な地域は道路も各種施設も密集していて、街の名前も一つの区切りが小さくて、そう言う場所では1kmも移動したら他所の街だったりする。そう言うところではご近所と言うのは同じ街の中かせいぜい隣の区画と言うことで半径1kmとかってことにならないだろうか。
 翻って今住んでいる八王子を見てみるとちょっとした買い物に1km先のスーパーに行くなんて言うのは出かけたうちにも入らない。近所の○○と言いながら5kmぐらい離れていることもざらだったりする。さすがに5km先の施設を「すぐそこの」とは言わないが。

 で、こっから先は自分の感覚ではなくてもしかしたら都市伝説かもしれないし、本当半分面白半分に誇張されてるのかも知れないけど、北海道の距離感はもっと凄いらしい。道を聞いたら「国道に出て最初の信号を曲がってすぐ」と言われ歩き出したら、まず国道に出るまでに散々歩いて、最初の信号ははるか彼方で、曲がってから目的地までの距離はそれまでの距離と比べれば「すぐ」だったのだけど2kmほど先だったとか。

 この伝で行くと大陸に行くとまた一段と距離感が違うのだろうなと思うのだけど、それはそれでその土地にマッチしているのだろう。

11/Nov/2003