東京の気温

「昔の夏はもっと涼しかっただろ!」と思い、50年前の日本の気温を調べてみたところ、まさかの結果が…!なんて記事があったのでどれどれと思って内容を見たら、8月の最高気温、平均気温、最低気温のそれぞれの平均値を見てそんなことはないって結論づけてる。いくらなんでもそんなことはないだろうと気象庁過去の気象データ・ダウンロードで東京の1965年から2014年までの50年間の7、8、9月の毎日の最高気温と最低気温データをダウンロードして解析してみた。

抽出したのは三ヶ月間の夏日、真夏日酷暑日(昔はそんな定義はなかったけどね)、熱帯夜の日数。それをグラフ化するとこんな感じ。

夏日の日数はあんまり変わらないというか、この三ヶ月だと大体夏日なんで意味のない数字になっちゃってるけど、熱帯夜と酷暑日は明らかに増加してる。元の記事でも日数に言及したツイートが発端みたいだし、今年は暑いなあと思うかどうかは平均値よりも暑い日が続くかどうかなんだから日数見ないとね。まあ、毎日のデータを引っ張ってきて処理するのが面倒だったんだろうけど。

と言うわけで、今回わかったことは

  1. 昔は真夏日が少なかったと言うのはなんかの刷り込みかも
  2. だけど熱帯夜はすごく増えてるし、最高気温が35℃超える日も明らかに増えてるので体感的には暑くなってる

ってことかな。やっぱり変だなと思ったら自分で生データ見るのは有益だわ。