ヘッドホンあれこれ

SONY XBA-10

 三年前に買ったA社の安いカナル型ヘッドホン、ケーブルが低温(と言っても摂氏でプラスなんだけど)では脆くなって被覆がぱきぱき割れてどうにもならなくなったので一年半前に色々試聴して3000円台でソニーの廉価版バランスドアーマチュアタイプのXBA-10を購入。凄くいい音ってわけで無いけれど過不足の無い音で聴き疲れしないし、背レーションタイプケーブルは絡みにくくてよかったのだけど、こないだから右側の音がでないことが。

 どうやら右ユニットに入ったところで断線しているらしく、うまい具合にケーブルを押し込むとちゃんと聞こえるんだけど装着するたびに聞こえる所を探さなければならないし、使ってる最中にも何かの拍子に聞こえなくなったりする。ユニットのカバーは嵌め込みになっていたので開けてみたのだけど結構細かい部品ばかりなので修理はひとまず断念。

 まあ、ほぼ毎日使ってきたし、使用中にちょっと外の音を聴く必要があるときはついつい右側を外したりしてたのでストレスかかってはいたのだけど、一年半で断線とはね。音が気に入っていただけに残念。扱いが丁寧な人だったら問題ないんだろうけど。

Apple Earpods

 以前のアップル純正ヘッドホンは、これで音楽聴けってのかよってな音質のだったんだけど今のはかなり改善されてて、2000円台で買えるマイク+リモコン付きとしてはかなりいい。リモコンも便利だし、通話する時に本体を顔に近づける必要もないしでとてもいいのでちょくちょく使うのだけど、自分としては一つ不満が。

 どうも自分は左右の耳の形状が違っているようで左は特に問題ないのだけど右がすぐに外れてしまう。ユニットがつるつるで摩擦が少ないのも祟っているのかなってことでPGA社製のシリコンカバーをつけたら心持ち改善した気もするのだけどまだだめ。

 ってことでねじりっこを括り付けて、耳たぶに引っ掛けるループにしてみた。まあ、見た目は今一なんだけどこれでかなり改善。今まではIngressアノマリーの時なんかはバンドエイドで貼り付けてたんだから見た目だって問題ないさ。

SHURE SE215

 仕事でヘッドホンを使う機会がそこそこあって、リファレンスになるヘッドホンを探した時に音楽制作の現場ではソニーMDR-CD900STデファクトスタンダードだと言うことは知っていたのだけど、スタジオのコンソールなんかで使うのが前提らしくあまり遮音性が高くない。と言う事でそこそこ遮音性が高いモニターヘッドホンと言うことでSHUREのSRH840を使っている。

 実はXBA-10を選んだ時の基準もSRH840で普段聞いている音との落差が少ないものをってことで選んで、そのこと自体は正解だったのだけどケーブル断線の憂き目にあったわけ。だったらケーブル交換できるのをってことで探すとそれなりにあるのだけど、基本的にみんなお高い。そりゃ、3000円ぐらいの製品でそんなことやったらコネクターが増えるだけコストアップなんだからやりたくないよね。

 それでも一万円ちょっと出せばいくつかあるので、だったら聴きなれているSHUREにしちゃえってことで、その中では一番安いSE215を買ってしまった。装着はちょっと面倒くさいけど着けてしまえば問題なし。音もぱっと聞いた限りじゃSRH840と同じ方向性で安心して聞いていられる。当面はこれでよさそうだな。