『ミストボーン―霧の落とし子〈1〉灰色の帝国』ブランドン・サンダースン(金子司)

内容(「BOOK」データベースより)
空から火山灰が舞い、老いた太陽が赤く輝き、夜には霧に覆われる“終の帝国”。神のごとき支配王が千年のあいだ統べるこの国の底辺には、スカーとよばれる卑しい民が存在した。盗賊団の少女ヴィンは、とるにたらぬスカーとしてひっそり生きてきた。ある日、腕に凄惨な傷をもつ男に見いだされるまでは―金属を体内で燃やし、不思議な能力を発現させる盗賊たちの革命を描き、全米でベストセラーとなった傑作、ついに開幕。

三部作の第一作。これはまあ貴種流離譚だね。主人公自身も出自を知らない(一冊目の終了時点では読者も知らない)のだけど、物語の進行に伴い追々明らかになって行くのだろう。