[映画]ジャニス:リトル・ガール・ブルー

ありきたりな言い方すると「伝説のロックシンガーの伝記映画」ってことになるんだけど、自分としては生まれて初めてがつんとやられたミュージシャン(と言っても知ったのは死後だが)で、70年代にレコード聴きまくったり、伝記読んだらしてきた人の映画。

日本公開されるって知った時には是非観たいと思ったものの、なかなか都合がつかなくて見れず仕舞いかなあとなかば諦めかけてたら立川のシネマシティで一回こっきりだけどやるってえじゃないですか。しかもお得意の極音上映ですよ。

これを見逃す手はないよってことでカレンダーに印付けて待ち構えてようやく鑑賞。

で、まあ、自分が知ってた話も、この映画で知った話もいろいろ取り混ぜて二時間弱、ずっと涙腺緩みっぱなしでしたわ。ああ、あの日あの時彼女が死ななかったらなあとつくづく思ったり。

それはそれとして、アルバム「パール」のレコーディング中にオーバードーズで逝っちゃったわけなんだが、その前しばらくばクリーンだった彼女がなんで?ってのに対しては寂しさだななんだのが理由だったのかもって感じでまとめられてたけど、一月ほど前にジミ・ヘンドリクスが(こっちはバルツビールやって、吐瀉物で窒息だったかな)逝っちゃったことに全く触れてなかったのはちょっと違和感が。関係なかったとは思えないんだよなあ。

 

ま、なんにしてもこの映画にはやられたわ。誰にでもお薦めってわけではないけれどね。